以前から「耳への負担が少ないデバイス」を探しており、骨伝導イヤホンからネックスピーカー、オープンイヤーイヤホンまで様々なデバイスを比較検討していました。
以前この記事をまとめた際に見つけた「Oladance Wearable Stereo」。
「聞き慣れないメーカーだけど良さげだし買ってみるか」と購入したところ、まさに私にドンピシャなデバイスでした。
- オープンイヤーなので耳への負担が少ない
- 同アイデアの他製品に比べて圧倒的に音質が良い
- 本体のみで16時間もつバッテリーの長さ
と、刺さる人には刺さる魅力的なイヤホンとなっていますので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
Oladance Wearable Stereoのスペック
まずはこの製品のスペックを簡単にまとめていきたいと思います。
Oladance Wearable Stereo | スペック |
---|---|
本体サイズ (縦×横×高さ) | 3.7×5.7×1(cm) |
本体の重さ | 12.6g(片耳) |
ケースサイズ (縦×横×高さ) | 4.8×12.8×2.5(cm) |
ケースの重さ | 60g |
通信規格 | Bluetooth5.2 |
対応コーデック | SBC,AAC |
連続再生時間 | 16時間(別売ケース込みで94時間) |
防水規格 | IPX4 |
価格 | 23,980円 |
保証期間 | 1年間 |
オープンイヤーイヤホンということで通常のイヤホンに比べると少し大きめのサイズ感、重さです。
通信規格は最新のBluetooth5.2に、対応コーデックはSBCとAACに対応しています。
連続再生時間は驚異の16時間(本体のみ)、別売りのバッテリー内蔵充電ケースを使うと合計94時間の利用が可能。
防水規格は「IPX4 ⇒ いかなる方向からの水の飛沫によって有害な影響を受けない」と、雨天時のランニングやトレーニング中の使用にも耐えうる性能となっています。
公式サイト、Amazonともに購入時から1年間の保証があり、他にも24時間対応のカスタマーサポート、30日間の無条件返金保証と万全のサポート体制です。
Oladance Wearable Stereoの見た目
それではOladance Wearable Stereoの見た目を見ていきたいと思います。
外箱は再生紙?和紙?のような質感で、あまり見ることのない雰囲気の箱です。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- 充電ケーブル
- 説明書
付属品は上記のようになっています。
ワイヤレスイヤホンとしては珍しい横長のケースです。
開くとこんな感じ。
他のワイヤレスイヤホンに比べると大きいですが、オープンイヤー型の特殊な形状を考えるとむしろ最小クラスに収まっているような気がします。
イヤホン本体はこんな感じ。片耳12.6gと通常のイヤホンの倍程度の重さですが耳にかけることで重さが分散され、重みを感じることは殆どありません。
別角度から。
黒がなかったためあえて白を選びましたが形も相まって可愛い寄りの見た目ですね。
装着画像はこんな感じ。フィット感はどんなもんだろうとランニング時に使用してみましたが、想像以上に外れにくく安定して走ることが出来ました。
カナル型イヤホンなどは歩いているだけでもたまにポロッと落ちそうになることがあるため、個人的には大満足なフィット感、装着感です。
OladanceWearableStereo 別売り充電ケースの見た目
別売りの充電ケースも購入したためこちらの見た目も見ていきたいと思います。
本体の外箱と同じく再生紙チックな見た目。
統一感◎
充電ケースの見た目はこんな感じ。
ラメが散りばめられたような見た目となっており、傷が目立ちにくそうな感じです。
このケースのみで約119gのため、持ってみるとずっしりとした重さを感じます。
開いてみるとこんな感じ。イヤホン本体は白色のモデルを購入したため微妙にミスマッチ感がありますが、
そこまでケースを開いたままにしない点や、デスク周りに似た色合いの製品が多い点を考えると個人的にはむしろこの色で良かった気がしています。
Oladance Wearable Stereoのイコライザー設定
良かった点、気になった点をまとめる前に、先にイコライザー設定の方法とおすすめの設定についてまとめておこうと思います。
実際に使ってみた感想としても、Oladance Wearable Stereoは少し低音が強く人によっては聞き疲れしてしまうのではないかと感じたため、この設定が参考になれば嬉しいです。
イコライザー設定の方法とおすすめ設定
AppStore、Playストアのいずれかで「Oladance」と入力すると公式アプリが出てくるのでインストールしましょう。
アプリを開くと左下のような画面になるので、真ん中の「Oladance Wearable Stereo」をタップしましょう。
すると右上のような画面になるので、「設定を開く」からスマホとイヤホンを接続します。
接続が終わるとアプリ左下のような画面になるので、画面右上の歯車アイコンから設定を開きます。
設定画面中央に「イコライザー」という項目があるためそこを開きましょう。
デフォルトでは左下のように0dBになっていますが、右下の設定では元々強めだった低音を少し抑えることでバランスを取っています。
あくまで私個人の好みではありますが、デフォルト設定に比べて明らかに聞き疲れにくい音になったため是非試してみてください。
Oladance Wearable Stereoの良かった点(メリット)
それではOladance Wearable Stereoを使って感じた良かった点をまとめていきたいと思います!
- オープンイヤーなので耳への負担が少ない
- 同アイデアの他製品に比べて圧倒的に音質が良い
- 本体のみで16時間もつバッテリーの長さ
オープンイヤーなので耳への負担が少ない
この製品のようなデバイスを探しているということは、耳への負担を気にしているという人が多いのではないでしょうか。
私自身「長時間利用しても耳への負担が少ない製品」を探す中でこの製品を見つけましたが、購入前の狙い通りドンピシャな製品でした。
ヘッドホンの時は重みによる頭部の疲労が、カナル型イヤホンの時は耳の痒みが気になっていましたが、この製品に変えてからは一切の不満が生まれず、20000円超えという高額イヤホンながらも今年のベストバイデバイスとなっています。
品質、音質ともに素晴らしい出来の製品のため、将来への難聴対策としても1オーディオデバイスとしても、私としては非常に購入価値のある製品だと思います。
同アイデアの他製品に比べて圧倒的に音質が良い
直接試したわけではありませんが、様々な製品のレビューを見た中でこの製品の音質に関するレビューの数は圧倒的でした。
実際に使用してみた感想としても期待以上を遥かに上回る音質となっており、イコライザーで調整することで低音から高音までバランスの良く聞き疲れしにくい音を鳴らしてくれます。
声が聞きづらい、高音が響くといったこともないため、Web会議や動画視聴だけでなく音楽鑑賞や映画鑑賞なども非常に満足できる質の高さでした。
同アイデアの製品では耳から物理的に距離を取ることで負担を減らしている製品が多く、この製品もカナル型イヤホンに比べると耳からの距離が遠いのですが、音が遠くで鳴っているような感覚はまったくなく、耳のすぐ近くで音が鳴っているような印象です。
本体のみで16時間もつバッテリーの長さ
私がこの製品の購入を決めた一番の理由が本体のみで16時間、別売りのバッテリー内蔵ケース込で94時間という圧倒的なバッテリー持ちの良さでした。
私はヘッドホンやイヤホンを朝から晩まで1日中つけっぱなしにする日が多々あるため、バッテリーが5~7時間の製品では今まで使っていた有線のヘッドホンの代替機にはなり得ませんでした。
そのため、Oladance Wearable Stereoを見つけるまでは「この製品は良さそうだけどバッテリー持ちが5時間だな~」「Shokz OpenrunProは10時間持つけど、骨伝導イヤホンだとあまり音質に期待できないしな~」とバッテリー持ちと音質を両立した製品がない点が不満だったのですが、
16時間の長時間バッテリーと他製品よりも頭一つ抜けた高音質を備えたOladance Wearable Stereoは、完全に私のためにあるかのような製品でした。
Oladance Wearable Stereoの気になる点(デメリット)
次にOladance Wearable Stereoを使って感じた気になる点についてもまとめていきたいと思います。
- 持ち運びは厳しい大きさ
- バッテリー内蔵充電ケースが別売り
- ワイヤレス充電には非対応
持ち運びは厳しい大きさ
私自身はOladance Wearable Stereoは完全に室内利用、外ではSoundcore LifeP3を使うと決めているため殆どというか全く気になっていないのですが、それでもやはりケースサイズが大きい点はデメリットです。
SoundcoreLifeP3(左下) | OWS付属ケース(上) | OWS別売りケース(右下) | |
---|---|---|---|
縦 | 約5.0cm | 約4.8cm | 約7.8cm |
横 | 約6.0cm | 約12.8cm | 約8.8cm |
高さ | 約3.0cm | 約2.5cm | 約3.3cm |
重量(ケースのみ) | 約50g | 約60g | 約119g |
重量(本体込み) | 約61g | 約85g | 約144g |
Oladance Wearable Stereoの付属ケースは一般的なサイズのケースを横に2つ並べたようなサイズ感、別売りのケースは一般的なサイズに比べて3倍ほどのサイズ感となっています。
いずれもポケットに入るには入りますが存在感が強いため、一般的なイヤホンに比べるとこのサイズ感は1つのデメリットです。
バッテリー内蔵充電ケースが別売り
一般的なイヤホンであれば付属の充電ケースにバッテリーが内蔵されており、「本体のみで○○時間/ケース込で○○時間の連続再生」が可能となっていますが、Oladance Wearable Stereoに付属している充電ケースにはバッテリーは内蔵されておらず、あくまで充電するためのケースとなっています。
そのため、バッテリー内蔵ケースが欲しい場合には別売りのものを購入しないといけません。
ワイヤレス充電には非対応
1つ上のデメリットに付随して、もう一つのデメリットがワイヤレス充電に非対応な点です。
本体のみで16時間再生でき、ケースを少しでもコンパクトにしてくれた、と考えると付属のケースにバッテリーやワイヤレス充電機能が搭載されていないのは納得できますが、
7000円近くで追加購入することになるバッテリー内蔵充電ケースにもワイヤレス充電に対応していないのは、正直結構気になります。
サイズ感、重さともに元々持ち運びに適していないため、いっその事ワイヤレス充電ぐらいつけてくれればな~というのが個人的な感想です。
遅延とホワイトノイズについて
個人的には気にならなかったため気になる点としては挙げませんでしたが、レビュー等で遅延とホワイトノイズについて触れられていることが多かったので簡単にまとめていきたいと思います。
Oladance Wearable Stereoの遅延は気にならない
- 動画鑑賞(アニメや映画、YouTubeなど)
- ゲーム(音ゲーやFPS以外)
- テレワークやオンライン説明会
といった多くの場面で利用してみましたが、私が使った限りでは全く気になりませんでした。
公式サイトでは対応コーデックがSBCしか記載されていませんでしたが、実際に利用してみたところAACで接続されていたため、日常利用レベルであれば遅延や音質の劣化を気にする必要はないのではないかなと思います。
再生停止中のホワイトノイズは少し気になるかも?
動画や音楽などの音が鳴っている間は全く気にならない(ホワイトノイズは聞こえない)ですが、再生停止をしてから数秒の間はたしかにホワイトノイズが入っているのが分かります。
私自身は再生停止することが殆どないためあまり気になりませんが、頻繁に動画や音楽を止めることがある人はこのホワイトノイズが気になるかもしれないため注意が必要です。
動画の再生を止めた後数秒でホワイトノイズは止まるため、個人的には付けっぱなしの弊害にまではならないのではないかと思います。
Oladance Wearable Stereoはどんな人におすすめ?
- 長時間イヤホンをつけることが多い人
- 耳への負担が少ないイヤホンを探している人
- 上記に当てはまる上で音質の良さも重視したい人
長時間イヤホンをつけることが多い人
オープンイヤー型のイヤホンということもあり、通常のイヤホンに比べて耳への負担が少ないこの製品は、長時間イヤホンをつけることが多い人に最適な製品です。
今は殆ど気にならないかもしれませんが、今後もずっと耳への負担が積み重なっていくと難聴などのリスクが増えていくため、少しでも耳を労りたいという人は是非この製品を検討してみてください。
上記に当てはまる上で音質の良さも重視したい人
また、同アイデアの他製品に比べて圧倒的な音質の良さを誇るOladance Wearable Stereoは、
「耳を労りつつ良い音質の環境で作業や動画、音楽鑑賞を行いたい」という人に最適です。
今少し良い音響機器を使っている人は、骨伝導イヤホンや安価な製品では満足できない可能性が高いため、それらを購入後に後悔するのであれば、あえて最初からOladance Wearable Stereoを購入してしまうのも1つの選択肢としておすすめなのではないかと思います!
まとめ
この記事では「Oladance Wearable Stereo」のレビューを行ってきました!
- オープンイヤーなので耳への負担が少ない
- 同アイデアの他製品に比べて圧倒的に音質が良い
- 本体のみで16時間もつバッテリーの長さ
- 持ち運びは厳しい大きさ
- バッテリー内蔵充電ケースが別売り
- ワイヤレス充電には非対応
Oladance Wearable Stereoを実際に使った感想として、
- 長時間作業やゲームでイヤホンを使用する人
- 1日中イヤホンを付けることが多い人
- テレワーク等でワイヤレスイヤホンを使用している人
に最適な製品だなと感じました!
少しでも気になったという人は是非この製品を検討してみてください!
以上、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
ありがとうございました!