先日購入したMMO用多ボタンマウス「Razer NagaV2HyperSpeed」。
普段FPS用の軽いマウスを使っていたこともあり、使い始めは「重っ…」と感じていたのですが、ある程度使い込んでみると想像以上に使いやすく、現在ではお気に入りマウスになってしまいました。
この記事では「NagaV2HyperSpeed」の購入を検討しているという人向けに、この製品のメリット・デメリットやどんな人におすすめなのかを紹介していきたいと思いますので、
少しでも参考になれば嬉しいです!
- バッテリー劣化の心配がない
- 単4電池を使うことで軽量化が可能
- MMO用途として十分な機能性
- 高いビルドクオリティ
- オンボードメモリ非搭載
- 安いようで普通に高い
「Razer NagaV2HyperSpeed」は癖が強め
「Razer NagaV2HyperSpeed」を実際に使ってみた感想として、この製品は結構癖が強い製品だと感じました。
具体的には下記の4点です。
- 充電式ではなく乾電池式
- 有線接続には非対応
- オンボードメモリ非搭載
- 120gとそこそこ重め
16,500円という価格を考えると、全体的にもう少し工夫できなかったのかと感じる部分があります。
とはいえ現状でも刺さる人には刺さる神マウスには違いないので、この記事でこの製品の魅力をお伝えできればと思います!
「Razer NagaV2HyperSpeed」のスペック
それでは「Razer NagaV2HyperSpeed」のスペックからまとめていきたいと思います。
『Naga V2 HyperSpeed』 | |
---|---|
ボタンの数 | 19 |
重量 | 95g(電池含まず) |
充電方式 | 単3電池の交換 |
連続使用時間 | 2.4GHzで最大250時間 Bluetoothで最大400時間 |
採用スイッチ | 第2世代Razer メカニカルマウススイッチ |
耐クリック回数 | 6000万回(公称値) |
オンボードメモリ | 非搭載 |
価格 | 16,500円 |
「Razer NagaV2HyperSpeed」の大まかなスペックは上記のようになっています。
特徴的なのはやはり充電式ではなく電池式という点。Nagaには5モデルがありますがその中でもこのモデルだけが唯一充電式です。
単4電池使用時は2.4GHzで最大250時間、Bluetoothで最大400時間の連続使用が可能です。
ちなみに単4電池使用時の重量は約120gとなります。
「Razer NagaV2HyperSpeed」の見た目、外観
それでは「Razer NagaV2HyperSpeed」の外観を見ていきたいと思います。
いつも通りのRazer製品といった感じの外箱です。
かなり特徴的な形状となっていました。
中には本体と説明書が、
本体を収納する簡易ポーチと単三電池が付属していました。
本体を上から見るとこんな感じ。
裏面。
2.4GHzとBluetoothを切り替えるスイッチは裏面にあります。
12ボタンがある左側面はこんな感じ。
正面。
有線接続に対応していないためUSBケーブルを指すコネクタはありません。
右側面はこんな感じ。
流線型のボディは上から順に中指、薬指、小指がそれぞれフィットするようになっており、小指が当たる部分には滑り止めがついているためグリップ感もそこそこ高めです。
後ろから見るとこんな感じ。
切り欠きのようになっている部分に爪を挟むことで、
このように上部を外すことができます。
中には2.4GHz接続のために必要なUSBドングルと、電池を入れるためのスペースがあります。
単4電池を入れるとこんな感じ。
「Razer NagaV2HyperSpeed」の良かった点、メリット
それでは「Razer NagaV2HyperSpeed」を使って感じた良かった点をまとめていきたいと思います!
- バッテリー劣化の心配がない
- 単4電池を使うことで軽量化が可能
- MMO用途として十分な機能性
- 高いビルドクオリティ
バッテリー劣化の心配がない
1つ目はバッテリー劣化の心配が無い点です。
「Razer NagaV2Pro」とこの製品の2点で迷った結果、最終的な決め手になったのがこの部分でした。
元々100%だった最大バッテリー容量が98%、96%…と少しずつ減っていくことがないため、いつまで立っても公称値通りの「2.4GHzで最大250時間、Bluetoothで最大400時間」という長時間バッテリーでゲームを楽しむことができます。
単4電池を使うことで軽量化が可能
こちらは長時間バッテリーとのトレードオフになるのですが、単4電池を使うことで軽量化が可能な点もメリットです。
こういった単4電池を単3電池規格で使うためのスペーサーを活用すれば、
本来26g超えの単3電池を、
15gほどまで抑えることができます。
実際に「NagaV2HyperSpeed」と組み合わせるとこんな感じ。約11gの差が生まれています。
「たった11g」と感じるかもしれませんが、実際に使ってみるとこの差はかなり大きく、私自身は長時間バッテリーを犠牲にしてまでも単4電池を常用しています。(バッテリー持ちはかなり短いので注意)
また私は充電池を使用しているのですが、普通の乾電池はもう少し軽い(単4マンガン電池は約9gほど)ため、更なる軽量化も可能です。
↓単4マンガン電池をまとめ買いするならこちらがおすすめ。
↓私と同じ製品を使いたい場合はこちら
MMO用途として十分な機能性
次に機能面です。
プレイスタイルによってMMOマウスに求める性能やボタンの数は異なると思いますが、「Razer NagaV2HyperSpeed」はよほどのことが無い限り需要に応えることのできる機能性だと思います。
- 合計で19個の設定可能なボタン
- チルトホイール機能
- 高い耐久性(6000万回のクリックに耐える)
- 250~400時間の長時間バッテリー
と、もちろん人によるため最適とまでは言えませんが、それでも多くの人に80点以上を提供できる製品となっています。
高いビルドクオリティ
最後に普段遣いする上で重要になってくる見た目。機能性が高くても見た目がダサかったら台無しですよね。
そういった意味ではこの製品の見た目はかなり良いです。
表面にマット感のある加工が施されており、少しザラッとした肌触りのため、手汗でテカってしまうことも少ない印象です。
また通常のマウスに比べるとボタンが多い分複雑な形状ですが、触っていて不安になる(壊れそうな)部分もなく、全体的にビルドクオリティは高めだと思います。
「Razer NagaV2HyperSpeed」の気になる点、デメリット
- オンボードメモリ非搭載
- 安いようで普通に高い
オンボードメモリ非搭載
1つ目はオンボードメモリ非搭載な点です。
オンボードメモリとはサイドボタンに割り当てた設定などを本体が記憶できる機能(つまり他のパソコンに接続するだけでいつもどおりの環境で使用できる)なのですが、この製品にはオンボードメモリ機能が搭載されていません。
別のパソコンで使用する場合にはそのパソコンで再度ボタン設定を行う必要があるため、ここはデメリットの1つです。
安いようで普通に高い
そして価格です。冒頭でもお話したように、
- 充電式ではなく乾電池式
- 有線接続には非対応
- オンボードメモリ非搭載
- 120gとそこそこ重め
こういった特徴があることを考えると16,500円という価格は少し高い気がします。
上位モデルである「Razer NagaV2Pro」が3万円近いため感覚がバグってしまいますし高機能なのは間違いないのですが、それでも高いものは高いです。
MMOマウスであればFPSほど高性能なセンサーは必要ないと思うため、そこら辺で価格を抑えたり出来ないもんかな~と思ってしまいます。
「Razer NagaV2HyperSpeed」はどんな人におすすめ?
- 電池式でも気にしない人
- オンボードメモリ機能が必要ない人
- 1万円台で無線のMMOマウスを探している人
電池式でも気にしない人
まずは電池式でも気にしない人です。
私はむしろ電池式で良かったと感じていますが(充電式だと軽量化できないため)、電池式だとゴミや有線接続できない点が気になるといった人も少なくないと思います。
そういった人であれば下位モデルである「Razer NagaX」や、上位モデルの「Razer NagaV2Pro」の方がおすすめです!
オンボードメモリ機能が必要ない人
次にオンボードメモリ機能が必要ない人です。
家で複数のパソコンを使っている人や、社用PCでも使いたいと考えている人などであればオンボードメモリ機能に対応した上位モデル「Razer NagaV2Pro」や他のマウスを選んだ方が良いと思います。
1万円台で無線のMMOマウスを探している人
最後に1万円台で無線のMMOマウスを探している人です。
そもそもMMOマウスで無線に対応した製品がすごく少なく、その中でさらに1万円台となると更に数が限られます。
価格が1万円台かつ無線、更に機能性も高いと全体的に高水準な製品に仕上がっているため、「Razer NagaV2HyperSpeed」に少しでも惹かれたのであれば、個人的には買ってしまっても良いのではないかと思います!
まとめ
この記事では「Razer NagaV2HyperSpeed」のレビューを行ってきました。
- バッテリー劣化の心配がない
- 単4電池を使うことで軽量化が可能
- MMO用途として十分な機能性
- 高いビルドクオリティ
- オンボードメモリ非搭載
- 安いようで普通に高い
以上、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
ありがとうございました!